12.3
考えた結果を先生に報告する日だ
いろいろと調べたり考えた結果抗がん剤治療を選んだ。
1.脈管侵襲しているので転移リスクが高い
(セミノーマの場合数年後再発するかもしれない)
→これから半永久的に不安を抱えることに対して
本当に潰されそうだった。少しでも楽になりたい。
2.全身を回るので放射線より転移リスクが下がるかも
(あくまでも素人判断であるが・・・)
→先生の意見でもあるが異論は全くなかった。
3.泌尿器科学会が出している2009年度版精巣腫瘍の本に
有効性の記述があった。
→これはBEPやEPではなくカルボプラチンについて
放射線と同等の効果が見込めるとの話
以上よりカルボプラチンでやってみたいと先生の話した。
先生は
「選択は良いと思う。補助療法で1クールとなる。
ただ、この病院ではカルボプラチンの実績が無いので
化学療法作業部会に諮る必要があるので来年になる。
カルボプラチンなら単回投与なので外来で約2週間。
EPなら初回1週間入院。後は通院で合わせて3週間。
これはシスプラチン(P)は腎毒性が強いので、大量の
輸液を点滴しなくては行けない。BEPの場合ブレオ(B)の
肺毒性が強いのでそこまでやる必要は無いと思う。
この3種類の副作用及び効果は
BEP>EP>カルボプラチン
と考えてもらって良いと思う。またカルボプラチンの
有効性は最近の限られた資料しか無いので、晩発等は
わからない。」
もう一つ大事な質問をした。
「精子はどうなりますか?」
その答えは
「1クールだけだし恵まれた人は沢山いる。ただ不任に
なる可能性は無いとは言えない。不安なんだったら
凍結保存を考えた方が良い。
ここでは保存していないので自分で見つけても良いし、
時間貰えれば調べておくよ」
とにかく希望はカルボプラチンで、今迄凍結保存を良く
考えたことも無かったがこの病気の諸先輩方のブログ等を
拝見する限り後戻りはできなくて・・・との記述があった
だから先生に調べてもらうことにした。