2010年1月31日日曜日

11.20 診断結果

11.20 CTの結果を聞きに行ったら病理結果も出ていた
どちらも先生が情報をプリントアウトしてくれた

CT結果:
腹部リンパ、肝臓、肺に転移は認められない。
正直転移は覚悟しとけと言われていたのでかなり不安だった
だから素直に喜べなかった。
当たり前だがこの結果は「転移していない」ではなく、
「転移は見つからなかった」

病理結果:
seminoma,ly(+),v(+),T2と書いてある。

先生の説明では
「診断としてはセミノーマでCTでも転移は
 見つからなかった。だけど精巣自身の
 リンパ管、静脈には侵襲している。
 つまり、見つけられない悪いものは
 リンパや血管に出ているので再発する
 可能性は否定できない。
 但し、セミノーマなので再発しても治ります

 そこで、今後の方針ですが
 1.経過観察をして、再発したら抗がん剤
 2.予防として腹部リンパに放射線を照射
 3.予防として抗がん剤を1クール

 どれが良いかは学会でも定まっていない。
 ただ放射線はやったところしか効かないので
 もし、やるなら抗がん剤かなぁって感じです。

 でも大事なことなので、今はいろんな情報もあるし、
 ネットでも検索すれば沢山情報があるので
 よく調べて考えてみて下さい」

これから選択をしなくてはならないのだがちょくちょく
言われる「セミノーマなら治る」が
不安で改めて聞いてみた
「治ります。これなら放射線も薬も良く効くんです。
 全身に転移しても治っちゃう人がいるくらいです。
 でももちろん再発しても早期発見だよ。」

この言葉は本当にうれしかった。だから今後の治療も
先生に任せて安心と思った。
とにかく帰って調べよう・・・・
そして彼女にメールした。今日はお祝いです


2010年1月27日水曜日

セミノーマと非セミノーマ

自分なりに病気を調べてみた。
だからもし事実と異なっても怒らないで下さい。

精巣腫瘍の組織には主に
セミノーマ(精上皮腫)、胎児性癌、絨毛癌、卵黄膿腫、奇形腫があって
この中で、セミノーマ単一の場合セミノーマ。セミノーマ以外や混在してる場合を非セミノーマとして区分しているらしい。

これは予後が異なり、セミノーマなら放射線が良く効くらしい。

ネットでは病院等のサイトやwikiに加えて、同じ病気の方々のブログや掲示板がとても参考になり、また勇気づけられた

また、比較的予後の良いタイプの癌で、初期であれば十分根治が期待されると記事も良く見かけた。


また10万人に1~2人程度しか発症しない病気らしい。
こんな確率ならせめて同確率位でいいから宝くじ当たれよと思った

11.19

2009.11.19   予定していたCTの日。入院と違って外来ってなんで
       混むんだろうと思いながら、順番を待った。
       説明書きには「造影剤を投与後ボーッとなります」
       って書いてあった。

        まさか機械で投与されるとは思わなかった!
       きっと人間が改造されるときはこんな感じなのかな?
       等と妙なことを考えていたら確かにボーッとしてきた
        中でもお尻がボーッとなってきた!思わず便を
       漏らしたとおもった!!おかしいなーお尻そんなに
       緩くないはずのにな〜。終わったらなんて謝ろう
       等と必死で考え検査中は生きた心地がしなかったが
       結局漏らしていないことに安堵ほっ

        これで今回の検査は終了だ。結果を待つのみなので、
       今日は飲みに行こう

11.9 外来で抜糸とお話

2009.11.9  外来で抜糸だ。午前中出勤して午後はちょっと
      抜糸して来ると軽いノリで病院へ行った。
      ホッチキスみたいな針はプチプチと抜かれた。
      痛みは皆無だったが傷口の1/3位がパックリと・・

      先生はまいっかと絆創膏をぺたりと貼ってくれた

      なかなかファンキーな先生で私の病状について
      「病巣は綺麗にとれたし、多分セミノーマだと
       思うんだけどなあ。ただこればっかりは病理が
       出ないとわかんないんだよね。まぁ90%位の
       確率でセミノーマだと思ってて。CTの結果で
       転移しててもセミノーマなら治るからね。」

      と語ってくれたので、勇気を振り絞って聞いた
                  「残りの10%は?」

      「厄介だから言わない」
      と返事が返って来た。

      ついでにもう一つ、転移があった場合は文句無く
      抗がん剤コースだが転移が無くセミノーマの場合は
      経過観察、放射線、抗がん剤の選択をするらしい。
      「身体に負担が少ないのは放射線かな」

      とも言われた。

      19日のCT結果は20日に聞きに来てね。間に合えば
      病理も出てるよ。と明るく言われた

2010年1月26日火曜日

11.3~6退院まで

2009.11.3  AM尿カテーテルを抜いた。これホント痛かった。
      「尿意のある時歩いてトイレ言ってみましょうね」
      と看護師さんに言われたので、昼前くらいに
      行ってみた。痛み止めが効いているので激痛はない。
      自分の股がぐるぐる巻きでよくわからない中、
      なんとか済ませたが、この時も痛かった。

      PM会社の人がお見舞いに来てくれた。
      後で聞いた話だが平然と装っていたつもりだが
      お年寄りの歩き方をしていたらしい。


2009.11.4  大分痛みも無くなって、多分この日にドレーンを
      抜いた。この時陰嚢についたテープを剥がすのが
      激痛だった・・・
      明日の状態が悪くなければ明後日退院とのこと

2009.11.5  保険屋さんが来た。
      実は9月に保険屋さんのすすめで同じ保険会社で
      切り替えていた。これがあとで問題に・・・

      あと実は二人部屋だったけど隣のおじいちゃんは
      不良だった。入院生活最後の深夜はおじいちゃん
      ベットでタバコに火をつけた

2009.11.6  朝退院した。タクシーで自宅に帰った。最初は
      午後少し会社に顔を出そうか等と考えていたが、
      無理だった。うちの猫が出迎えてくれて涙が
      出そうになった。とにかく今後は病理とCTで
      人生の向きが決まる。
      言い換えればそれまでは自由の身だ。
      

2010年1月25日月曜日

11.2入院〜手術

2009.11.2  いよいよ生まれて初めての入院、手術の日だ。
      ドキドキしながら8:30に病院へ行く。
      この3日間で色々調べてみた。

      精巣腫瘍はガンの中でも比較的予後が良いらしい
      とても進行が速いらしい
      手術はそんなに大変じゃないらしい

      とポジティブに考えながら、あまり落ち込む暇は
      無かったのが幸いだった。

      朝病室に通されると、まず輸液の点滴が始まり、
      手術着に着替えた後すぐに毛を剃られた。
      もうまな板の上の鯉とはまさにこのことで、既に
      恥じらい等感じている余裕はなかった

      そのうち先生がきた。
      「緊急手術なので手術室の空いたときにやる。
       だから何時にやるかわからないけどまってて。」
      「麻酔は全身麻酔でやります。腰椎だと耳が
       聞こえるから心配でしょ。」
      「これで取ったら精子は半分になります。でも
       すでに機能していないので関係ありません。」
      これくらいしか憶えていない。

      13:50頃看護師さんがいきなり14:00からやりますと
      ストレッチャーを持ってきた。えっいきなりですか
      と言った感じだったがもう任せるしか無い。

      そのまま手術室へ運ばれ、術台にのせられ、
      麻酔の手順を説明された。その手順通り、意識を失い
      気がついたら病室のベットだった。

      不思議と痛みがあるかないかわからない状態で
      身体が動かない。酸素マスクが邪魔で苦しい。
      後で聞いた話だが酔っぱらって記憶
      飛ばした状態だったらしい・・・

2010年1月24日日曜日

2009.10.29診断2

2009.10.29 総合病院に行ったけど予約外の為、待たされている間に
      癌って何?とか色々考え始める。自分の家系に癌は1人
      もいないし、なんでまたそんな物になるのか。きっと何
      かの間違いだとか色々考えいると先生に呼ばれた

      先生「これは多分精巣腫瘍だね。内科に行かなくて
         泌尿器科で正解だよ」
                思わず「これってガンですか?」
        「精巣腫瘍で良性は殆どあり得ない。ということで
         来週入院できますか?」
                え??「手術ですか?」
        「これはもの凄く進行が速いからまずとんなきゃ
         行けないんだよ。」
        「一応もう一度エコー取らせてね。」
        「あ〜やっぱり取んなきゃだめだね」
                   「来週出張なんです」
        「どっちが大事か考えてね。20代なら今日取っち
         ゃうかもしれないくらいだよ。」
                   「はい・・・」
        「じゃぁ来週の11/2緊急扱いで入院、手術します」
                   「どれくらいですか?」
        「1週間かなあ。抜糸は外来でいいや。」
                   「わかりました・・・」
        
        「病理でないとわからないけど
         セミノーマなら治ります。
         術前のレントゲンと採血して帰ってね」

        取りあえず頭が真っ白の中会社に戻り、上司に
        報告して帰った・・・

2010年1月23日土曜日

はじめまして&診断まで1

私はガンになりました。精巣腫瘍です。そうです男のあれです。睾丸です・・・まずは今迄の経緯を・・・

2009.10.   ある日風呂で鏡越しに右と比べて左精巣がでかい。
       そんないつも見る物ではないのであまり気にしなかった

2009.10.22  でも不安なので近所のクリニックをネットで
       調べて行ってみた→静脈瘤かな〜?
       念のため血液検査しとこうね

2009.10.29  am検査結果を聞きに行ったら前回とは違う先生だった
       検査結果はhCGーβ=0.3で異常とのこと、
       そのままエコーをとった
       あ〜腫瘍だね〜
       すぐ大きい病院の紹介状書くからねといわれる。

       言っていることがよくわからなかった私は、
       「これって手術ですか?」そうです
       「とんなきゃだめ?」そうです
       の会話を憶えている

       近所の総合病院を紹介してもらおうと思ったら、
       予約待ちで11月中旬以降になると言われ、
       無理をお願いして当日見てもらうことになった<つづく>